わったーバス党が聞いて呆れる。

世界のみなさま、おはようございます。

沖縄らぶびたんDays、主筆の喜良原(きらはら)です。

 

何年前だったか、珍しく路線バスに乗って出勤したときのことです。

ひとつのバス停で停車して、お客様の乗り降りがあって、発車しました。そのあと20メートルも行かないうちに、「次、降ります」ピンポンが鳴りました。わたしは、次のバス停で降りる人が押したのだろうと思いました。ところがバスは急停車して、降車ドアを開けました。たぶん降り損ねた人が鳴らしたと思ったのでしょう。

誰も降りる人はいません。やはり、次のバス停のためのピンポンだったのです。

バスの運転手さんは露骨に舌打ちをして、マイクのスイッチを入れ「降りるときはバス停の30メートル手前で押してください」と案内しました。

少ない乗客は、ちょっと顔を見合わせたりしました。露骨に舌打ちされたのもそうですが、30メートル手前をどうやって知ればいいのでしょう。今か今かと待ち構えておけばいいのでしょうか。まあ、バスが発車してすぐに降車ボタンを押す客も早すぎるような気はしましたけれども。

 

もうひとつ、これは最近の出来事です。

沖縄本島の一部のバス路線では、バス待ちの人のためにバスの運行状況をリアルタイムで追える「バスナビ沖縄」と「バスロケーションシステム」という2つのナビゲーションサイトがあります。

わたしがバス停で待っているとき、どちらとは言いませんがナビサイトを開いて、わたしが乗りたいバスをチェックしました。

が、サイトの表示される運行状況とバス停の時刻表が、どうしても辻褄の合わない状況です。このナビゲーションにはGPSを使っているので、間違えるはずがありません。しかし、目の前のバスの時刻表では、10分前に通過したはずのバスが、どう見ても30分以上かかる場所を走行しています。なぜ30分以上かかると分かるか、それは走行中の場所がわたしの目的地だからです。

しかも、次のバスは起点を出庫したばかりという表示。結局そのバスは、わたしが乗れるだろうと予測していた時刻には来ず、その次の時刻に到着しました。バスの運転手さんに尋ねました。

「これは何時にターミナルを出たバスですか?」

運転手さんの答えは、わたしが乗りたかった便の出庫時間と思われました。でも、それはウソです。わたしは到着したバスを起点であるターミナルからナビで追っていたのです。彼は、わたしが乗りたかった便のひとつ後ろの時間に出発して、普通にここまで運行してきたのです。彼はウソの時間をわたしに告げたのです。

でも、それ以上は追及しませんでした。

出張帰りで早く家に帰りたかったのもあります。バスに乗っている間、イヤな思いをするのも面倒だったのもあります。

わたしより先にバス停で立っていて、わたしと同じバスに乗り、ひとつ前のバス停で降車したおばあさんのことを考えると、腹立たしい気持ちになりましたが、何より運転手に腹を立てても仕方がないと思ったからです。

どう考えても、これは会社主導じゃなければ出来ないことですよね。

どう考えても、「トバシ」ですよね。

……。

沖縄県では数年前から「わったーバス党」というバス利用者拡大の事業を展開しています。が、肝心かなめのバス会社が、このような状況でいいのでしょうか。バス党が聞いて呆れる、この仕業。めったにバスに乗らないわたしでさえ、一度や二度の経験ではない「トバシ」の疑惑。

観光でもビジネスでも、内地のほうに行くと、バスの運転手さんのサービスがとても心地よく感じます。丁寧で愛想がよく、何より自分たちの仕事の重要性や大切さをよく理解しているのが感じられます。

いえ、沖縄にも現場レベルで頑張っている運転手の方はたくさんいらっしゃいます。それこそひと昔前に比べれば、かなり改善されているとは思います。

しかし、観光立県・沖縄。なすべきことは、なんでしょうか。

いまだにサービスの本質を知らない、あるいは良いサービスこそ自分たちの仕事であると考えていないバス会社。そのバスに乗れという行政。

利用者を増やしたいと考えるなら、そこで大事なことは、なんですか。

設定された対価に相応しいサービス。これでしょう。

 

沖縄らぶびたんDays、主筆の喜良原でした。

四国沖の事故。犠牲者が出ないことを祈ります。

 

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