企業の純利益と、酒税軽減措置

 世界のみなさま、明けましておめでとうございます。

 平成最後の年明け、2019年の流行語大賞は「平成最後」に間違いないと思う沖縄らぶびたんDays、主筆の喜良原(きらはら)です。

 まあ、だいたいは上半期の流行り言葉は忘れられてしまうものですが。

 年明け4日の今日は、「県内企業の純利益2000万円以上995社」というニュースがありました。最近は時事ネタに引っ張られることの多い喜良原です。

 沖縄の企業として初めて利益100億円を達成した小売業最大手。もう何年前になるでしょうか。二重三重の卸コストをカットするために自社物流ルートの構築に着手したときは、物凄い反発もあっただろうと推察いたしますが、先読みをしながら打つ手が着実に成果を挙げているのでしょう。

 ところで、知る人ぞ知る、という情報でもないのでしょうが、沖縄県では「復帰特別措置」のひとつとして「酒税」が軽減されています。

 特産品のひとつである県内メーカーの地酒・泡盛や地産ビールは、日本国内の他メーカー製品と比較して、泡盛で35%、ビールで20%、それぞれ軽減されているというものです。

 日本復帰後、日米の酒税率の違いと経営基盤の脆弱性を理由に「復帰後5年間は酒税を軽減する」とされたものです。これが延長に延長を重ねて、復帰47年目となる2019年現在も軽減されたままなのです。

 実はわたくし喜良原、この酒税軽減(特にビールに関して)はそろそろ終わってほしいと考えております。

 いきなりこんなことを言い出すと、周囲から袋叩きにされるかもしれませんが、まあしばらくお付き合いください。

 先ほど挙げた利益ランキング企業のベストテン常連に、ビールメーカーがあります。わが県のビール会社と言えば、あの銘柄を想像されるでしょうし、まさしくその通りです。今回の発表では9位でした。

 地元のビールとして愛されるそのビールを、わたしもよく呑みますし、周囲でも愛飲する人は数知れません。三ツ星を高々と掲げて、県民のビールと言い切って憚りません。

 そのビールメーカーが、企業利益ランキングベストテンの常連でありながら酒税軽減措置の恩恵を受けているのは、どうにも野暮ったく映る……と考えるのはわたしだけでしょうか。

 税率が軽減されなくなれば、上昇分は価格に転嫁せざるを得ないでしょう。それは国内他メーカーのビールと同じ土俵(同じ価格帯)で正々堂々と勝負する、ということです。

 価格が同じなら負けてしまうのですか? 同じ土俵では勝てない? いや、そこは真っ向勝負しましょう。そして、名実ともに県民のビールとしてさらに未来へと進んでほしい。

 そうあってほしい。

 という願いから、特にビール類においては酒税軽減措置をやめてほしいと考えているのです。

 県内においてはたくさんのイベントなどに協賛し、近年は給付型の奨学金財団を設けるなど社会貢献活動も充実していますが、酒税軽減から生まれた利益ではなく、他メーカー並みに税を納めたのちの事業であれば、なお良いのではありませんか。

 少なくともわたしは、そちらのほうが先ではないかと考えております。

 酒税軽減措置の終了によって価格が値上がりしても、わたしはそのビールを呑みます。なぜなら、県民のビールだからです。

 そう言えるビールがあるのは、幸せなことですよね。

 泡盛業界については、また別の機会に。

 新年もどうぞよろしくお願いいたします。

 沖縄らぶびたんDays、喜良原まなつでした。

 あでゅー。

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