オリオンビールは何故闘わなかったのか。

 世界のみなさま、おはようございます。

北川選手がまだまだフィットしていないことを嘆いている、沖縄らぶびたんDays、主筆の喜良原(きらはら)です。

 ただ、彼のゴール集を見てみたら、流れのなかで意図をもって狙ったゴールというより、たまたま良いところにいたという形が多いように見受けられます。

 もともとウラに抜けたところで勝負するプレイヤーですから、「固めた相手を崩すための動き」「狭いところでも突破する動き」などは得意ではないのでしょう。

 さて、県内一部では激震のオリオンビール買収劇ですが、今日はマスメディアがなぜ突っ込まないのか疑問に感じたことを書きます。少なくともこの記事を書いている1月25日現在は突っ込んでいない話です。

 それはつまり「オリオンビールの経営陣は、なぜ闘わなかったのか」という話です。

 「闘わなかった」の意味は、もちろんファンド側の株式の買い付けに対して、なぜ自社株の買い付けを行わなかったのか、ということです。

 記者発表では「会社の未来」「第2の創業」「沖縄のアイデンティティ」など、聞こえの良い表現が並べられましたが、それらはむしろ耳障りでしかなく、これまでの経緯も現在の真実もこれからの未来予測(幻想ではない)も、なにも発表されませんでした。

 発表された事実を列挙します。

「会社はTOBを受諾し、株主には買い付けに応じることを推奨する」「特別目的会社には経営陣が個人として出資する」「創業家関連会社は子会社として残る」「新体制の取締役には現在の会長・社長は入る(+あと2名オリオン枠がある)」ですね。

 これは見かたによっては「経営陣がファンドに懐柔され、闘わずに降伏した」というようにも見られるわけです。

 アサヒや創業家関連を除いても、「これまでオリオンを支えてきた株主」が60%超もいるなかで、「闘いたい。我々を助けてくれ」とアタマを下げれば、株式に関する委任状を取ることも出来たはずですし、一時的に株式を買うこともできたはずです。しかもTOBの条件より安く買い付けることもできたはずです。

 それをやらなかった理由はなんでしょうか。

 闘わなかった理由はなんでしょうか。

 それは会社や社員、これまで支えてきた株主、地元のビールを愛飲してきた県民に対する裏切りじゃないでしょうか。そのように感じるのはわたしだけでしょうか。

 地元マスメディアは、なぜそこにツッコミを入れないのか。倒産した小さなベンチャー企業を後追いで叩く記事は掲載するくせに、「なぜオリオン(の経営陣)は闘わずに白旗をあげたのか」という追い方はしない。

 馴れ合いですかね。

 長い間、狭い地域でお互いに成長してきた会社同士ですから。そこに馴れ合いが存在していたとしても、仕方ない。

そのようなメディア姿勢で良いのでしょうか。

 すでにTOBが始まっています。株式は買われていくでしょう。

個人的には資本の県内外にはこだわりませんよ。待遇が上がる、雇用情勢が良くなるのであれば、大歓迎じゃないですか。

ファンド側がビール事業を見限って名護工場を閉鎖して跡地にホテルを建てようが、国際通りのホテルロイヤルオリオンを解体して高層の複合ビルディングを建てようが、山の上のゴルフ場を潰してホテルを建てようが、それはもうファンド側の自由ですよ

それらが切り売りされてオリオンという会社が消滅する可能性も否定できませんが。

 闘わずに白旗をあげた。

 なんのために税金の支払いを渋ってまで200億円を超える内部留保を保持していたのでしょう。このようなときのためではないでしょうか。

 そこに誰も突っ込まない。

 マスメディアもそれで良いのですか。

 沖縄県の地元経済は、淘汰されていく。M&Aが進むであろう。との予測を書きましたが、その第1弾がまさかオリオンビールになるとまでは読み切れませんでした。予測できないから想定外という言葉が存在するわけですね。

 沖縄らぶびたんDays、喜良原まなつでした。

 あでゅー。

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