沖縄は762円! 最低賃金の全国一律化

 世界のみなさま、おはようございます。

 沖縄らぶびたんDays、喜良原(きらはら)です。

 先週、「最低賃金、全国一律化へ(外国人受け入れの業種に限る)」という画期的なニュースが流れました。

ニュースが流れた直後に、厚生労働省から「あくまでも国政与党会合のなかの発言のひとつであって、厚労省課長個人の私案であり、厚労省としての見解ではなく、まして政府の考えでもない」との見解が発表されました。

 厚労省のあまりの動きの速さに、なんじゃこりゃと感じましたが、予想されるハレーションを全力で回避しようとの考えでしょう。

 沖縄県の最低賃金は時給762円。東京都では985円。(いずれも2018年10月現在)

 県民所得、沖縄県は210.17万円。東京都は443.45万円。(いずれも2016年現在)。

 この差を「最低賃金全国一律化」の名のもとに埋めていこうという考えですね。実に素晴らしいじゃないですか。

 お役人のなかにもこういう人はたくさんいらっしゃるのでしょう。ただ、それを実現しようとすると、企業側の反発が「パネエほど」生まれるでしょうね。

 東京というより、地方の企業から。あるいは地方に拠点を持つサービス業の企業からは。人件費の高騰に直結する話ですから。

 日本全国、人手不足。常に人手不足。

 沖縄でも同様に人手不足。でも、雇用条件(給与)を上げて対応しようという動きを見せる企業は、少なくとも県内では多くありません。最低賃金のアップに合わせているだけの企業がほとんどです。

 それも仕方ありません。今までは低賃金前提で会社を組み立てていたし、社会もそのように回っていましたから。

 しかし、これからは非常に厳しくなるでしょう。なぜならば、人手不足だから。会社を維持していければいいと考えている会社ほど、危険なのです。なぜならば、人手不足だから。

 若い人材は「売り手市場」で、就職先を選び放題です。まあ人気のある企業は相変わらず狭き門だとしても、給与を含めた待遇面でも、仕事のやりがいでも、自分の能力でも、自分の好きな基準で企業を選んで、就職活動を行うことができます。

 そのとき、「自分の企業が選ばれるか」ということを、県内企業のお偉方が考えているかいないか。すでに考えている人たちは、行動に移しています。しかし、考えていない人たちがほとんどなのです。

 相変わらず「人件費は経費」という考えに縛られているからです。

 会社にとって「人件費は当たり前の投資」であると叫ばれて久しいのですが、だいたいの県内企業においては、相変わらず「人件費は経費」であるからして、現場は人手不足だと叫んでいてもどこ吹く風。辞めた人員を補充することなく、ひとりの人間にいくつものタスクを課して、どうにか切り抜けようとしている。

 そんな会社の役員、会社のためにアンタが辞めろ。

 と、思いませんか。

 なぜ「人件費は投資」なのか。投資には当たり外れが付き物です。社員を採用する。人件費を投入する。その社員が会社の成長に役立つかどうかの結果を見るには、ある程度の年月が必要です。もちろん外れる場合もある。なるべく当たりの確率を上げるために、社員教育制度を整えて、個人の成長を促す。これが投資でなくて何だというのでしょう。

 県内企業には「成長の意志」が無いのかもしれません。

 沖縄県という狭いエリアでマーケットが完成してしまい、今のオペレーションが続けられれば、働く人間は誰でもいい。そう考えたら「人件費は経費」でしかなく、経費は必要最低限にするのも当然ですから、人件費は抑え気味にならざるを得ない。

 そんな会社が発展するでしょうか。

 わたしはいっそのこと「最低賃金の全国一律化」が進められ、対応できない県内企業は倒産してしまえばいいと考えています。そうすれば、空いたマーケットにはより大きな資本が進出してくるでしょう。進出企業は、わざわざ社員を派遣するよりは現地の人間を一定数採用するでしょう。全国基準の給与待遇で、採用するでしょう。

 これは沖縄県民にとって、不幸でしょうか?

 全国基準の給与待遇が、地域の人間にとって、不幸でしょうか?

 バブル世代のおじ様方がしたり顔で吹聴する「ダーウィンの進化論=賢いものや強いものが生き残るのではない。変化に対応できるものが生き残るのだ」という考えにも、わたしは大賛成です。

 給与待遇を上げられない(変化に対応できない)企業は、なるべく早く倒産してしまえばいい。

 おお。久しぶりにボンジョビを聴いていたら、いつになく攻撃的な文脈を綴ってしまいました。笑

 「最低賃金の全国一律化」は、人手不足に悩む日本全国の地方を救う妙手になるかもしれません。わたしは真剣に法制化を願います。

 沖縄らぶびたんDays、喜良原でした。

 ではまた次回。

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