1坪200万円超! 沖縄のマンション事情。

 世界のみなさま、おはようございます。

 ひとりの偉大な野球選手が引退し、所属チームであるシアトルマリナーズの、あるいはアメリカの、選手に対する敬意の払い方に心から感動している沖縄らぶびたんDays、喜良原(きらはら)です。

 2018年3月、前所属チームとの契約が切れたイチロー選手と契約を結んだところから、昨日の引退発表に至るまでのプロセスすべてに、イチロー選手への敬意、自分たちが認めた人物への敬意の表し方を感じます。

 偉大な選手の旅路の出発点であり、また終着点として、これ以上はない華やかさと敬意を持った見事な演出でした。ほんとうに感動しました。

 さてさて、そんな感動話から一気に下世話なお金の話になります。

 前回、1坪450万円超の地価公示の話をしましたが、今日は沖縄県内のマンション事情について展開します。

 1坪というのは約3.3㎡です。畳2枚分。県内において不動産価格が一番高いのは、もちろん那覇市ですが、数年前まで分譲マンションの1坪単価はおそよ120万円前後で推移していました。ハッキリ言えば2012年前後までの話です(もちろん高層マンションの最上階とかは除きますが)。

 つまり25坪(約82.5㎡)の部屋であれば、25×120万円=約3000万円では購入できたという意味です。

 これが、2013年の東京オリンピック決定のあとから、急激に上昇し始めます。東京オリンピックに向けた建設ラッシュが始まることが予想され、関連業界(主に建設業)が人手や資本を東京に集中させ始めたからです。

 2015年には1坪150万円、2016年末には同200万円のマンションが登場しましたが、それはいずれも広さも仕様も高級タイプという前提でした。

 しかしその後も価格は上昇し続け、2019年現在、とうとう「普通のマンションが1坪200万円台」という恐ろしいレベルに達しました。25坪×200万円=約5000万円。決して高級タイプではないです。2012年当時なら3000万円クラスの仕様のマンションが、仕様は同じで価格だけ約70%も上昇してしまったのです。

 しかも恐るべきことに、それがまだ売れ続けているのです。まさにオキナワン・バブル。

 分譲価格上昇の原因となっている人件費と材料費の高騰は、東京オリンピックの建設ラッシュが原因だと言われています。実際に、人手が足りなくて建設工事が遅れるのも見られるようになりましたが、それらは2020年をピークに下降線に転じるだろうと予測されました。

 しかしここで、2025年大阪万博が決定しました。万博もオリンピック並みの建設ラッシュが起こるとしたら、さらにあと6年もマンション価格は上昇をし続けるのでしょうか。

 それは否。

 と、わたくし喜良原は見ます。

 なぜなら県内の分譲マンション価格は、すでに県民の大半が購入できるレベルを超えているからです。すでに地元では主客層が(母数の少ない)高収入層に移っている。ということはその需要を食ってしまえば、地元客には販売できなくなる。

 今、沖縄の(土地を含めた)不動産価格の上昇を支えているのは、前回も話した通り県外(国外)からの需要です。分譲マンションも同様、投資にしろ実住にしろ、県外(国外)からの需要があるから、供給が増え続けているのです。

 地元のシンクタンクがどれくらいthinkしているのか分かりませんが、たまには竣工した新築の分譲マンションを夜間に眺めに行けと言いたいですね。百聞は一見に如かず。投資で買われたマンションは窓の灯りが虫食い状態で、実に寂しげに光を放っています。

 このようなマンションが、県内にどれだけ存在しているか。

 自分たちの融資の本数だけを気にしている場合じゃない。のですよ。

 話を戻しますが、すでに地元の客層は買えないレベルの価格を、買っているのは県外(国外)の需要。これがどこまで沖縄に興味を持ち続けるのかわたしには見通せませんが、予測というか推測というか、「海岸線の眺めが埋まるまで」というのがひとつのポイントじゃないかと考えています。

 沖縄の大きなセールスポイントですから、海は。

 オキナワン・バブルは膨らみ続けています。

 それが弾けるとき、県内企業がどれほど倒れるのか。考えるだけで寒気がします。ほんとうに寒気がします。弾けることなく、緩やかに縮んでくれれば、まだ良いのですが。

 1坪200万円に震える、沖縄らぶびたんDays、喜良原でした。

 ではまた次回。

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