パラシュート降下訓練。

 世界のみなさま、おはようございます。

 元大関には白星をあとひとつ挙げてほしいし、新大関には来場所の勝ち越しを願っている沖縄らぶびたんDays、喜良原(きらはら)です。

 昨日の元大関のかかと。

WEB上に公開されているアップの写真では土俵外に触れてはいないけれど、そこはそれ、最後に決めるのは親方の世界ですから。平幕優勝を後押ししたいとか、出身国についての考えだとか、部屋同士の関係性だとか、無いとは思いたいところ。親方の世界にも。

 ちなみに何度も再生されたスローVTRでも、俵の外の砂は噛んでいないと見える。このような物言いで、いわゆる「死に体」の力士が勝ったとするのは相撲道に鑑みてもどうかと思われるけれど、親方の世界ではどうなのでしょうね。

 さて、我が沖縄。地元に住んでいればもう日常的になってしまって感覚がマヒしそうなのですが、街中に位置する嘉手納基地で「パラシュート降下訓練」が行われています。

 なんと申しますか、いわゆる落下傘部隊の訓練が、周囲を街に囲まれた嘉手納基地で行われているわけです。

 まあ、百歩譲って、その訓練は必要なものなのでしょう。

 しかしその訓練は「日常的には伊江島飛行場で行うこと」が決まっています。一方で「例外的に、嘉手納基地で行うことも認める」とも決められています。では、何が「例外的」なのか。これで毎回揉めるわけです。

 日本の外相は国会答弁でこの「例外的」の定義の一つに、「喫緊の必要性があるとき」と

答弁しています。いまパラシュート降下訓練を実施する喫緊の必要性があったのかどうか、わたしには判断できませんが、今回の事態に日本の防衛大臣は「やむを得なかったと理解する」と回答しています。

 これも毎度のことながら、呆れますが……。

 沖縄県の副知事が基地まで出かけて司令官に抗議したあと、記者団の前では何の実入りもない会話の中身を説明しただけでした。

 というのにも、毎度のことながら呆れています……。

 これだけだったらわざわざ抗議に行くことなどありません。行政のポージングに無駄な時間とガソリン代をかける必要はありません。

 能面のような表情で「やむを得ないと理解する」ほうには怒りの感情がありますが、県行政の「防衛局の人間を呼んで抗議した」だののニュースには呆れると飽きる、そして怒るの思いが混ぜこぜになった妙な気持になります。

 頭ごなしに物事を決められて腹が立っているのに、もっと他にできることはないのか、なぜいつも形ばかりの抗議だけなのか、という考えで、行政を責めるのは筋が違う気もするにはするのですが。

 わたしが沖縄に生まれ育って生きていなければ、どのように考えていたか。もしかしたら、「ひどい話だけれど、遠い沖縄の出来事」と考えたかもしれません。それもまた、想像できる話です。

 世界のみなさま。

 わたしはひとりの人間として、腹を立てています。

 こうも地元の意向を無視して物事を進めていく、日本国政府に。

 あるいは米軍との窓口になっているはずの防衛局の仕事の進め方に。

 あるいは何の結果も引き出せない抗議だけに終始する県行政の虚しさに。

 しかしですね。

 これらも善意であるとするならば、いや、多分に善意はあるわけです。少なくともすべてが打算ばかりではないでしょう。

 その多分に存在する善意の表れ、集合体が現状だとして、わたしが腹を立てているものの正体は何かと突き詰めていけば、それはやはり「良き隣人であるべき隣人が、良き隣人ばかりではない」という事実に行きついてしまう。

 米軍人や関係者のほとんどは普通の人たちです。のみならず、沖縄にいるすべての外国人出身者は、日本国のルールを守って生きています。

なんなら、小さなトラブルや街にごみを捨てたりするのは某国からの観光客のほうが遥かに多いくらいです。わたしも日常的に外国人と接していますから、それは理解しています。

しかしながら、これまでに余りに多くの事件事故が発生している事実がある。そこに結論が行きついてしまう。

 たとえば素行に問題のある軍人・軍属は、なにか事件事故を起こす前に米軍が率先して本国に帰国させる。それだけでも違ってくるような気がします。

 つまり、良き隣人であろうとする姿勢を、フェンスの内側にもっともっと浸透させてほしいということです。

 ま、これは自衛官にも言えることですけれど。

 ギブアンドテイク。

 どちらに傾いても、良い関係性は保てません。

 振興予算と言いますが、それでは他の都道府県には国から予算が下りていないというのでしょうか。いいえ、下りています。しかも沖縄のそれと何ら遜色はないほどに。

 ただ、沖縄には「振興」という名目がついているだけです。他の都道府県には「振興」の名目がない。でも、同じように予算は下りているのです。

 ギブアンドテイク。

 どちらに傾きすぎても、良い関係性は保てません。

 事件事故と騒音被害と年間約70回のパラシュート降下訓練とセットで構わないから、振興予算をもらいたいと願う都道府県が存在するとは思えません。

 日の丸親方の世界で、どちらの理屈が「死に体」なのか。元大関の涙の訴えが、胸に染みました。沖縄の声は、あなたに届きますか。

 沖縄らぶびたんDays、喜良原でした。

 ではまた次回。

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