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今やJ2! FC琉球という存在

 世界のみなさま、おはようございます。

 「うりづん」の季節が訪れた沖縄から、らぶびたんDaysの喜良原(きらはら)です。

 「うりづん(あるいはうりずん)」というのは、旧暦の2月から3月のころを指し、沖縄では若草が萌え始めて、やがて来る夏を望むころを言います。だいたい3月終わりから4月ころにかけて使われる季語ですね。

 さて、この「うりづん」において、「春の珍事」というべきか「うりづんの珍事」というべきか、もはや当然というべきか、な、出来事が発生しています。

 それはサッカーJリーグ(J2ディビジョン)に昇格した「FC琉球」が、リーグの首位戦線で戦っていることです。(4月7日現在で首位と勝ち点2差の5位)。

 野球の世界ではプロ選手を何人も輩出して、高校野球では強豪県として知られる沖縄勢ですが、ことサッカーとなると、それほど大きな成績を残しているわけではないのです。

 個人の身体能力は優れている選手が少なくないものの、サッカーは野球よりさらに進んだチームプレーが重要なスポーツですから、傑出したひとりの選手がいるより、11人の平均点が高いチームが勝ち進むことが多いのはご承知の通りです。

 Jリーグ誕生時(1993年)においてさえ「サッカー後進国」であった日本においても、たとえば中田英寿選手のように……イカン、サッカーのことを語り始めると、ネタがあとからあとから湧いてきて、なかなか本題に入れそうにありません。

 ですので、ここで無理やり本題に。

この「FC琉球」という存在が、県内ではどのように扱われているか。ハッキリ言って、真っ二つ。いえ、3つかも(どっちじゃい笑)。

 ひとつには「熱烈応援派」。ホームゲームには毎試合、かなりの頻度でアウェイにも応援に行くという、熱烈応援派。

 これはほんとうにすごいパワーを持った人たちですよ。なぜなら、FC琉球のアウェイゲームといえば、往復とも飛行機に乗らなければいけないのですから。まあ、船という手段もあるとしても。笑

 そもそも沖縄にプロスポーツチームがなかなか生まれなかったのも、この島嶼県であるという理由がほとんどです。つまり、遠征費が強豪チームの数倍必要となるから。

 ですから、熱烈応援派の皆様の情熱は、ほんとうに半端じゃない。思い以上に掛けているお金が半端ない。そういうことです。

 ふたつめが「なんとなく応援できない派」。

 そうです。なんとなく応援できない派がいるのです。たぶんこれは特殊な地域性あるいは島国根性の悪いほうだと思うのですが、FC琉球というチームの成り立ちがですね、「なんとなく応援できない派」を生んだとも言えるのです。

 FC琉球の歴史については、ウィキペディアなどでも書かれているのでそちらに譲りますが、この「なんとなく」の意味合いは「なんとなく地元感がない。」に集約されていると考えています。

 設立当初は地元資本のホテル会社がスポンサーで、日本サッカーの伝説のひとりであるラモスさんを招いたりして、それこそ大望をもっての船出であったのですが、内紛というか混乱というか、しっちゃかめっちゃかを繰り返して、いつの間にか設立資本から独立したプロチームが生まれ、次にはよく分からない資本が入ってあのフィリップ・トルシエを総監督に招くなどの動きがあるも成績はパッとせず、運営会社も流転の末に、やうやうに落ち着いたのはほんとにここ数年の話なのです。

 この離脱やら新法人やら、新しい資本やらなんやらのしっちゃかめっちゃかが、「なんとなく応援できない派」を生んだのは間違いありません。

 つまり、「外からやってきた人たちが、沖縄にJリーグを、なんて叫んでいるけど、内紛やら何やらしっちゃかめっちゃか勝手にやっているね」と見えてしまった。

 実際わたしも一時期当事者の端くれにおりましたが、このしっちゃかめっちゃかを目の当たりにして、フェイドアウトのような形で離れました。

 当時、仕事でご一緒していた皆さんも、ほぼ全員、離れました。沖縄から離れた人も多いです。そんな皆さんにとっては、FC琉球は懐かしく振り返る過去の夢なのかもしれません。

 県内企業も微妙なスタンスです。

 「沖縄にJリーグチームを!」と言われたら、応援せざるを得ない立場の企業トップもいる。しかし、個人としては微妙、社員も微妙な気持ちなのです。

 さらには高校大学までサッカーを続けて、夢はJリーガー!な選手たちでさえ、将来はFC琉球にとはあまり考えていないし、どちらかと言えば都落ちな感覚も否めません。

 わたし、FC琉球を嫌っているように見えますか?

 実際にはそんなことはありません。

 いま感じているのは、過去はともかく、いまはJ1も目指せるポジションまで成長しているのですから、頑張ってほしいということです。

 わたしが懐かしくあるいは腹立たしく振り返るのは、しっちゃかめっちゃか時代のチームのこと、今のチームや資本とは関係ありません。

 あ。

 希望としてはそろそろ「琉球」から名前を変えてはどうか、ですね。FC東京がFC江戸とは名乗らないでしょう。県名、都市名、現在の地域名以外を名乗っているJリーグチームは、J3まで見渡しても「琉球」と「讃岐」だけです。

 まあ個人的な希望ですのでアレですが、沖縄または都市名が良いのではないかと。

 いずれにしても、活躍を喜ぶ人は(徐々にではありますが)増えている気がします。いつの日か、みんなが素直に応援できるようなチームになる。

 そんな日が来ることを……祈ってはいます。笑

 沖縄らぶびたんDays、喜良原でした。

 ではまた次回。